院長ブログ
2012.12.10
入れ歯について①
こんにちは
松戸市馬橋駅西口のかえで歯科院長の杉浦です。
寒くなってきまして
コタツから出ることが億劫で
ついついブログの更新が遅くなってしまいました。
というのは冗談でして
日々の仕事におわれつい先延ばしにしてしまいました。
さて本題です。
日々診療しておりますと
入れ歯に苦労されている方がとても多いと
感じます。
実際にきちんとした入れ歯を作るのは
下地になる膨大な知識と、経験と、技術が必要です。
また難易度は患者さんの顎の骨の状態や、残っている歯の状態、
ライフスタイル、パーソナリティーにもかなり左右されます。
来院される入れ歯の患者さんの状態を簡単に分けると
①良く出来ている入れ歯で、満足されている。
②良く出来ている入れ歯だけども不満がある。
③あまり合っていないが、修理で対応できる。
④あまり合っていないし、作りなおした方がよい。
⑤全く合っていないので作りなおした方がよい。
⑥無くした
⑦初めて作る
などでしょうか。
まだまだ場合分けは出来ると思いますが。
僕の感覚では、②と⑦の方は特に
慎重に、時間をかけてお作りする必要があると思います。
②の方で更に沢山入れ歯をお持ちの方は
良くお話をお聞きして、本当に問題となっている
事を掘り下げる事が大切です。
そのままお作りしても、使えない入れ歯が
一つ増えただけということにもなり兼ねません。
入れ歯は生活にとても大切なものであり、
繊細なお口の中にお入れするもので、
更に強い噛む力を受け止めるものなので
機能的、形態的、審美的によく考える必要があります。
また⑦の方で、大きい入れ歯を初めてお作りする
場合もお作りする前に、十分な説明が必要です。
何しろ初めてですから、気持ち悪くなったり
ほっぺや舌を噛んだり、話にくい事もあります。
初めてで、嫌な経験をされ、そのまま使えなく
なってしまわないよう、アフターフォローも大切です。
入れ歯でお困りで物を食べる時には入れ歯を外すなんて
ことも起こり得ます。
ただ、難易度が高い方の入れ歯をお作りして
喜んで頂けた時は、本当に嬉しくなります。
当院では、入れ歯にこだわりをもってお作り
しておりますので時には治療回数や、
お時間、労力がかかってしまうこともありますが
出来る限り、使える入れ歯をお作りして
喜んで頂けるよう日々努力しております。
杉浦